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【残念な人の思考法】
残念な人の定義です。
『残念な人は、やる気OK、能力(読み書きそろばん)OK。しかし、何かが間違っているために、結果がいまひとつになってしまう』人のことをいっています。
こういった成果の出ない人は、「前提条件」を取り違えているそうです。
では、この「前提条件」とは、何のことでしょうか。
考える土台のことです。土俵といってもいいかもしれません。
土俵を違えていると、いくらコミュニケーションを取ろうとお互いが交わることがありません。徒労となってしまいます。
一番共感できた部分として『便利になることで、ある種の感覚が我々から失われていっている』と記述されています。
具体例として、携帯電話が普及する以前、彼女と連絡を取る際は、自宅の電話にしていたことを例に挙げ、ダイヤルを回しながら考えた、「本人が出れくれないかな」「母親が出たらこう言おう」「万が一父親がでたらどうしよう」などといったことを今の若者は経験していないと指摘しています。こういった何とも表現しがたい緊張を体験する機会がないのです。どうでもいい問題に見えますが、実際の企業活動において、問題として起こっているから無視できないのです。
この自宅への電話の件のみならず、IT化が進展することで、考えなくていい仕組みができつつあります。人々が工夫して行っていた業務がITに置き換わってしまうと、考える機会、試行錯誤する機会までも奪い取ってしまているのです。
コミュニケーションのテクニックとして、「PREP法」が紹介されています。
「PREP法」とは、
ことです。
例えば、
『「この問題は明日までに解決する必要があります。(P)
なぜなら、明日を逃すと関連する他のプロジェクトの遅延をひきおこしかねないからです。(R)
Aプロジェクトが遅れると○○という問題が発生し、Bに悪影響を与えると△△にダメージを与えます。(E)
だからこの問題は明日までに解決しないといけません。(P)」』
無機質なので全てのコミュニケーションをこうする必要はありませんが、端的に伝える際には、とても有効な表現手段だと思います。
さらに、
『「ついては、私はこれから述べる3つの事を早急にやりたいが、了解してもらえますか。さらに。あなたには□□をしていただきたいのですが可能ですか」と続けると、相手のアクションまで明確にする』
こととなり、「行動してもらう」という最終的な目的が果たされます。
『部下からの提案に対する返事は四種類しかない。
「わかった」「ロジックが違う」「考え方が異なる」「上司の考え方自体が間違っている」の4つです。
「わかった」は最高。
「ロジックが違う」はうやり直しを命じる。やり方も同時に教える。
「考え方が異なる」は、考え方自体を共有できるまで何度も話す。
「上司である自分の考え方が間違っている」場合は、「ごめん」といって謝って修正しないといけない。「ありがとう」が言えればなおよい。』
としています。
これには、なるほどと感心しました。
さて、この本を読んで私は、
この3つのことを実践していきます。
最後に、コンサルタントとして食べていく際の条件として、
『人ができない事をできること。もう一つは多くの人ができることを、ものすごい高いレベルでできること』としています。
果たして、わたしはどちらにあてはまるでしょうか。
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恐怖で立ち止まってしまうような経験をする度に、力と勇気と自信が手にはいる
エリノア・ルーズベルト